赤ちゃんの沐浴:やり方と「いつまで」続ける?|せいせきこどもクリニック|多摩市一宮の小児科・小児アレルギー科

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赤ちゃんの沐浴:やり方と「いつまで」続ける?

赤ちゃんの沐浴:やり方と「いつまで」続ける?|せいせきこどもクリニック|多摩市一宮の小児科・小児アレルギー科

沐浴の必要性と目的👶🛁

  • 🛁 清潔保持・感染予防:赤ちゃんの皮膚は敏感で汚れがたまりやすく、抵抗力も低いため、沐浴で皮膚をきれいに保ち感染症のリスクを下げます。

  • ❤️ 健康促進:ぬるま湯に入れることで血液循環が促され、新陳代謝が活発になります。沐浴は体調チェックの機会にもなり、小さな異変に気づきやすくなります。

  • 🤱 スキンシップ:親が優しく赤ちゃんを洗ってあげることは、触れ合いによる安心感や母子(親子)関係を深める効果もあります。

沐浴の手順と洗い方

沐浴の洗い方は、赤ちゃんが冷えないよう手早く行うことが大切です。洗う順番の例としては「顔→頭→体(胴体・手足)→おしり・性器」と進めます。以下のように優しく丁寧に洗っていきましょう。

① 顔・目の洗い方👶

赤ちゃんの顔は、清潔なガーゼをぬるま湯で湿らせて洗います。まず目の周りを洗い、目やには目頭から目尻へ涙の流れる方向に沿って拭き取ります。次に額・頬・口周りをS字を描くようにやさしく拭き、鼻や耳のまわりも同様に汚れを落とします。一度使ったガーゼは裏返して両目をそれぞれ拭き、左右で交互に使いましょう。

② 頭の洗い方👶🫧

石けんでしっかり泡立てた泡を手に取り、赤ちゃんの頭皮を優しくマッサージします。ゴシゴシこすらずに、指の腹や手のひらでふんわり円を描くように洗いましょう。洗うときは片手で赤ちゃんの首をしっかり支え、耳に水が入らないよう気をつけます。頭皮を洗ったあとは、泡が残らないよう丁寧にすすぎ、耳や生え際までしっかり流します。

③ 体(胴体・手足)の洗い方👶🧼

あおむけに寝かせ、首→両腕→脇→お腹→脚の順で洗います。腕を洗うときは小指側から親指を滑り込ませて手のひらを開き、指の間や手のひらも忘れずに洗いましょう。首のしわやワキ、肘・膝の内側、足の付け根などは汗や汚れがたまりやすいので、やさしくめくって洗います。体の片側を洗ったら必ずお湯かガーゼで石けん分を流し、体をひっくり返して背中→おしり→両足の順に洗います。

④ おしり・性器の洗い方👶🍑

沐浴の最後に股間まわりを洗います。男の子は包皮のしわ部分までやさしく、女の子は前から後ろに向かって汚れを流すように洗います。膣の中や肛門の奥には石けんをつけず、おしりや性器の外側だけを丁寧に清潔にしましょう。便がついたときは特に念入りに洗い、清潔なガーゼやお湯でしっかりふき取ります。

沐浴のタイミングと頻度⏰

  • 頻度:基本的に沐浴は1日1回が目安です。夏は汗をかきやすいので、赤ちゃんが快適なら回数を増やしても構いません。冬でも室温に気をつけて最低1日1回行うことをおすすめします

  • 時間帯:沐浴の時間は毎日なるべく同じ時間にすると生活リズムが整いやすいです。寝かしつけ前のに入浴する家庭が多いですが、昼や夕方でも赤ちゃんの機嫌が良いタイミングで構いません😊。

  • 注意点授乳直後やお腹が空いている時は沐浴を控えましょう。お腹いっぱいの状態だと吐き戻しやすく、空腹時も体力が消耗しやすいからです。沐浴の長さは赤ちゃんに合わせて5~10分程度にし、のぼせや疲れに注意します。

必要な沐浴グッズ🛀

  • 🛁 ベビーバス:赤ちゃん専用の湯桶。大きすぎず赤ちゃんが安定するものを選びます。キッチンシンク用の小型タイプや折りたたみ式も便利です。

  • 🧼 ベビーソープ:低刺激の泡タイプソープが使いやすいです。泡で優しく洗えるので片手で赤ちゃんを支えながら洗えます。

  • 🧣 沐浴布:ガーゼや薄手のタオルで作られた布。体を包んであげると安心感があり、湯冷めの防止にもなります。

  • 🛁 洗面器:目や顔を洗うときや、かけ湯(最後にお湯をかける際)に使います。

  • 🛏️ バスタオル:沐浴後すぐに赤ちゃんを包んで水分を拭き取ります。体や頭を押さえるようにやさしく拭いてから、しっかり拭き残しのないよう拭いてあげましょう。

  • 👕 着替え・オムツ:湯上がりに着る肌着とベビー服、オムツを事前に重ねて用意しておきます。スムーズに着替えられるよう、肌着のボタンや服のフードは外しておきます。

  • 🌿 ベビー用保湿クリーム:沐浴後は肌が乾燥しやすいので、保湿ローションやクリームでしっかり保湿ケアをします。

沐浴はいつまで?🎂

一般的には生後1か月健診が目安とされています。へその緒が取れて抵抗力がつく生後1か月頃に医師から「一緒のお風呂でも大丈夫」の許可が出たら、ママやパパと一緒に家のお風呂に切り替えます。ただし、1か月を過ぎても沐浴のほうが赤ちゃんも親も安心であれば、無理にやめる必要はありません。赤ちゃんの成長具合や家庭の状況に応じて、快適な方法を選びましょう。

安心・安全に沐浴するポイント🛀✨

  • 🏠 室温:赤ちゃんが裸になっても寒くないよう、室温は**24~26℃**程度に保ちます。エアコンやヒーターで調整し、湿度50~60%を目安にしてください。風が入らないようドアを閉めましょう。

  • 🌡️ 湯温:湯温計でお湯の温度を**38~40℃**に調節します。不慣れなうちは湯温計で確認し、大人の肘の内側で熱さをチェックすると安心ですp。季節によって38℃前後を基本に、冬は40℃前後にすることもあります。

  • 🧯 滑り止め:ベビーバスの底に滑り止めマットや股あてクッションを敷くと安心感が増します。ただし必須ではないので、安全に洗える範囲で準備しましょう。

  • 🤲 支え方:沐浴中は必ず片手で赤ちゃんの頭と首を支えます。急に動かさず、優しく声をかけてあげながら洗いましょう。赤ちゃんを1人にしたり、湯船から目を離さないよう十分注意してください。

  • 時間管理:長湯は赤ちゃんの体力を消耗させるため、全行程を5~10分程度で手早く済ませます。顔→頭→体→おしりまでをテンポよく行い、赤ちゃんが疲れてきたらすぐに温かいバスタオルで包んであげましょう。

以上が、初めて赤ちゃんを沐浴させる際の基本的なポイントです。手順をしっかり確認し、赤ちゃんの様子を見ながら優しく行えば、沐浴タイムは親子の楽しいスキンシップの時間になりますよ😊🛁。

参考資料: 看護roo!kango-roo.comkango-roo.com、ムーニー公式jp.moony.comjp.moony.com、アラウ.ベビーarau.jparau.jp、epark子育てライフepark.jp、アカチャンホンポchirashi.akachan.jpchirashi.akachan.jp、キッズアライズkids-allies.com

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