【2025年6月第24週】東京都の感染症最新情報|せいせきこどもクリニック|多摩市一宮の小児科・小児アレルギー科

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【2025年6月第24週】東京都の感染症最新情報

【2025年6月第24週】東京都の感染症最新情報|せいせきこどもクリニック|多摩市一宮の小児科・小児アレルギー科

― 水痘が注意報レベル、夏かぜウイルスもスタートライン ―

出典: 東京都感染症情報センター「東京都感染症週報(2025年第24週・6月9~15日)」


今週のトピック(ざっくりまとめ)

  • 水痘(水ぼうそう)が注意報基準超え(定点当たり 1.09、人の多い11保健所でレベル到達)。

  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は依然多いがやや減少 (4.02→先週4.43)。

  • 感染性胃腸炎は高止まり(6.39)も微減。

  • RSウイルス & ヘルパンギーナがじわり増加、夏のウイルスシーズンが始動。

  • 百日咳が200例超と高値推移。

  • COVID-19は横ばい~微減(0.82)。


1. 水痘:注意報レベル到達 🎯

  • 都内34.8%の人口を抱える11保健所で、警戒ライン(定点1.0)を超えました。

  • 5歳以下での報告が突出。ワクチン未接種・1回接種の園児は要注意。

  • 家庭のポイント

    1. 予防接種は2回完了しているか確認。

    2. 発疹が出たら早めに小児科へ。兄弟へのうつりこみも想定し登園相談を。


2. 夏かぜウイルスの動き 🌊

RSウイルス

  • 報告143例(0.54)でわずかに増加。乳幼児は呼吸状態の急変に注意。

ヘルパンギーナ

  • 先週比 +21件。まだ低水準だが、園や学童で流行の芽が出はじめています。

手足口病・突発性発しん

  • ともに小幅な動き。例年7月にかけて一気に加速するため、園での手洗い徹底を。


3. のどの感染症・百日咳 📢

疾患 件数 先週比 コメント
A群溶連咽頭炎 1,058 –106 高水準継続。急な高熱+のど痛は受診推奨。
百日咳 219 –28 学童~高校生が中心。長びくせきは検査相談を。

4. 感染性胃腸炎:落ち着きつつも高値 🌀

  • 1,680例(6.39)と依然トップレベル。

  • 嘔吐・下痢時は 「吐いた後30分は何も口に入れず」→「少量ずつ経口補水液を」 が鉄則。


5. 輸入麻疹が世界で再燃 ✈️

週報コラムは「輸入感染症としての麻疹対策」を特集。海外旅行者や訪日客の増加で 麻疹の持ち込みリスクが上昇 しています。成人でもワクチン2回歴が曖昧な方は抗体検査や追加接種を検討しましょう。


6. ご家庭でできる3つの基本 🛡️

  1. ワクチンスケジュールの見直し ― 水痘、麻疹風疹混合(MR)、百日咳含有ワクチンの接種歴を親子で確認。

  2. 手洗い+マスク ― 夏でものどや胃腸のウイルスをブロック。

  3. 体調チェックシート ― 朝の検温と「のど・せき・発疹」の有無を記録し、早期受診の判断材料に。


まとめ

第24週は 「水痘の注意報入り」「夏かぜウイルスの芽生え」「のどの細菌・百日咳の高止まり」 がキーワード。お子さまの発疹、長引くせき、急な高熱は早めに受診し、重症化を防ぎましょう。


せいせきこどもクリニックでは、気になる症状のご相談を随時受け付けています。お気軽にお問い合わせください😊

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