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体を冷やして命を守る新しいポイント
暑い日が続くと、熱中症のリスクも高まりますよね☀️💦
「もしも熱中症になったら、どうすればいいの?」と不安な方も多いはず。
2024年版の熱中症診療ガイドラインでは、体を冷やす「Active Cooling(アクティブクーリング)」が大切な治療法として紹介されています。
今回は、その内容をわかりやすく解説します!
体を冷やす治療「Active Cooling」ってなに?❄️
Active Cooling(アクティブクーリング)は、熱中症になった人の体温を「積極的に下げる治療方法」のことです。
今までは、氷や水、クーラーなどさまざまな冷やし方がありましたが、2024年のガイドラインでは「体をしっかり冷やすこと」がとても重要とされています。
どんな方法があるの?具体例を紹介🏥
Active Coolingにはいろいろなやり方があります。
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冷たい水に体をひたす(冷水浴)
お風呂やたらいに冷たい水を入れて、体ごとつけて冷やします。スポーツ現場などではバケツやプールを使うことも。 -
氷や保冷剤を使って冷やす
氷や保冷剤をタオルでくるんで、わきの下や首、足の付け根にあてると、血液を冷やしやすくなります。 -
扇風機やうちわ+水スプレー
体に水をかけて扇風機やうちわで風を当てると、気化熱で体温が下がりやすくなります。 -
冷たいタオルや冷感グッズも活用
市販の冷感タオルやスプレーも応急手当てにおすすめです!
どんな時にActive Coolingが必要?⚠️
特に、体温が高くて意識がもうろうとしているときは、命にかかわる危険な状態です。
この場合は、すぐに119番で救急車を呼びながら、家族や周囲の人が積極的に体を冷やしましょう。
症状が軽い場合は、
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クーラーのある部屋で休む
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水分や塩分をとる
だけでも十分なこともあります(これがPassive Coolingと言われます)。
家でもできる応急処置ポイント✨
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できるだけ早く涼しい場所へ移動する
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衣服をゆるめて、体から熱を逃がす
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氷や冷たいタオルを使って、首・わき・足の付け根を冷やす
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意識がしっかりしていれば水分をとる
まとめ🌻
熱中症は「早めに気づいて、すぐ冷やす」ことが命を守るカギです。
2024年のガイドラインでも「Active Cooling」がとても大切な治療法とされています。
暑い日は無理せず、家族や友人と声をかけ合い、しっかり対策しましょう!
※本記事は「熱中症診療ガイドライン2024」を参考に作成しています。
みなさんが安全で元気に夏を過ごせますように!