【2025年7月第27週】東京都の最新感染症情報まとめ:ヘルパンギーナがさらに急増!|せいせきこどもクリニック|多摩市一宮の小児科・小児アレルギー科

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【2025年7月第27週】東京都の最新感染症情報まとめ:ヘルパンギーナがさらに急増!

【2025年7月第27週】東京都の最新感染症情報まとめ:ヘルパンギーナがさらに急増!|せいせきこどもクリニック|多摩市一宮の小児科・小児アレルギー科

こんにちは!
せいせきこどもクリニックのブログでは、東京都の最新の感染症流行状況を分かりやすく、毎週お伝えしています。お子さんの体調管理や受診の目安にご活用ください。


今週の注目ポイント

1. 感染性胃腸炎が高止まり傾向

感染性胃腸炎は前週より微増し、定点あたり6.02件と高い水準が続いています。
特に乳幼児での発生が目立ちますので、手洗い・うがい・トイレやオムツ交換後の衛生管理を意識しましょう。

2. ヘルパンギーナが急増

先週から**約1.5倍(定点あたり0.79件→1.65件)**に増加しています。
5歳以下での報告が多く、突然の高熱や口の中の痛み、食欲低下が主な症状です。脱水に注意し、こまめな水分補給を心がけましょう。

3. 手足口病も引き続き流行中

報告数はやや減少(定点あたり0.67件→0.50件)しましたが、引き続き流行状態です。
手足や口の中に発疹が出ることが特徴です。ご家庭内での感染予防も大切です。

4. RSウイルス感染症も高止まり

RSウイルス感染症の報告数は定点あたり0.21件→0.25件とやや増加。
特に0~1歳の乳児で注意が必要です。咳や呼吸の苦しさ、ゼーゼーとした音が続く場合は早めに受診を。

5. 咽頭結膜熱・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も目立つ

咽頭結膜熱(プール熱)やA群溶血性レンサ球菌咽頭炎も報告が増加しています。
のどの痛み、発熱、目の充血などがみられる場合は注意しましょう。


地域ごとの流行状況

多摩地域や23区内でも全体的に胃腸炎、手足口病、ヘルパンギーナが多く報告されています。
特に町田市、八王子市、多摩地区で手足口病や胃腸炎の増加が顕著です。


全国・過去との比較

  • 感染性胃腸炎、手足口病、ヘルパンギーナはいずれも全国平均や過去5年平均と比べて高い水準です。

  • RSウイルス感染症や咽頭結膜熱も例年より多めに推移しています。


今週のワンポイント・アドバイス

  • 手洗い・うがい・アルコール消毒の徹底を。

  • 兄弟姉妹間や家族内での感染にもご注意ください。

  • 乳幼児は脱水になりやすいため、飲水量やおしっこの回数をよく観察しましょう。

  • 「いつもと違う様子」「ぐったりしている」「呼吸が苦しそう」な場合は早めの受診をおすすめします。


まとめ

今週も感染症の流行が続いています。
当院では感染症の最新動向を毎週アップデートしていますので、ぜひご家庭での体調管理にお役立てください。
心配な症状やご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください!


(データ出典:東京都感染症情報センター「東京都感染症週報 2025年第27週」)


次回も最新情報をお届けします。どうぞご期待ください!

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