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子育て中のママ・パパにとって、「離乳食 いつから始めればいいの?」「離乳食の進め方は?」と悩む方は多いですよね。今回は厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定)の最新知見をもとに、正しい離乳食の開始時期と進め方について分かりやすく解説します。
離乳食はいつから始めるのがベスト?
離乳食の開始時期については、「生後5〜6ヶ月ごろ」が目安です。実際には「6か月」で離乳食を始める方が最も多く、全体の約45%を占めています。また、以前よりも離乳食の開始時期は遅くなっており、4か月未満で開始する方は大きく減少しています。
離乳食開始のサイン
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首がしっかりすわる
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支えてあげると座れる
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大人の食事に興味を示す
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スプーンを口に入れても舌で押し出さなくなる
これらのサインが見られたら、離乳食をスタートしてみましょう。
離乳食の進め方のポイント
離乳食の進め方で一番大切なのは、「赤ちゃんのペースに合わせる」ことです。
離乳初期(5〜6か月頃)
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1日1回、1さじからスタート
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最初はなめらかにすりつぶした10倍がゆや野菜ペーストがおすすめ
離乳中期(7〜8か月頃)
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1日2回に増やし、つぶしがゆや豆腐、白身魚など食材の種類も少しずつ増やします
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形状はなめらかから「もぐもぐ」できる固さへ
離乳後期(9〜11か月頃)
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1日3回食に。やわらかく煮た野菜や肉、魚などもOK
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「かみかみ」できる状態を意識
離乳完了期(12〜18か月頃)
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大人とほぼ同じ食事ができるように
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塩分・味付けは薄味を心がけましょう
離乳食で困ったときは?
約74%の保護者が「離乳食について困ったことがある」と回答しています。一番多い悩みは「作るのが負担、大変」「もぐもぐ・かみかみが少ない」「食べる量が少ない」といったものです。離乳食は完璧にやろうとせず、赤ちゃんの成長を見守りながら少しずつステップアップすることが大切です。
離乳食について学ぶ機会を活用しよう
離乳食の進め方については、市区町村の保健センターや保健所で離乳食教室を行っている場合が多く、実際に多くの保護者がそこで学んでいます。疑問や不安がある場合は、自治体や専門家のサポートを積極的に活用しましょう。
食物アレルギーの心配は?
離乳食を始める時期にアレルギーが心配な方も多いですが、バランスの良い食事を心がけ、食材を一つずつ試していくのが安心です。何か症状があれば、すぐに医師に相談しましょう。
まとめ
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離乳食は「いつから?」の答えは「5〜6か月ごろ」がおすすめ
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離乳食の進め方は、赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なくステップアップ
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困ったときは保健センターや専門家に相談
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食物アレルギーが心配な場合も一人で抱え込まず医師に相談
正しい知識で、離乳食の時期を赤ちゃんと楽しく過ごしましょう!
この記事は「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定)」のデータ・推奨をもとに執筆しています。