目次
はじめに
東京都感染症情報センターが発表した感染症週報(2025年第33週:8月11日〜8月17日)によると、夏休み明けで園や学校が再開し、子どもを中心とした感染症の報告が増えています。今週はRSウイルス感染症、感染性胃腸炎、ヘルパンギーナなどが引き続き注目されています。
主要な感染症の動向
🔹 RSウイルス感染症
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報告数は**222件(定点あたり0.64件)**と依然として多く、乳幼児で目立ちます。
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特に生後6か月未満では重症化することがあり、咳やゼーゼー音、哺乳困難などが出た場合は早めの受診が必要です。
🔹 感染性胃腸炎
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報告数**749件(定点あたり3.37件)**で高水準を維持。
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嘔吐・下痢による脱水に注意が必要です。家庭内での二次感染が多く、タオルや食器の共用は避けましょう。
🔹 ヘルパンギーナ
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報告数**182件(定点あたり0.82件)**で、やや減少傾向。
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高熱と口内の痛みが特徴で、水分補給が困難になる子もいます。
🔹 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
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報告数**233件(定点あたり1.05件)**で引き続き高い水準です。
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のどの強い痛みや発熱が主症状で、抗菌薬による治療が必要になる場合があります。
🔹 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
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報告数**1,263件(定点あたり3.61件)**と前週から減少したものの、依然として流行が続いています。
症状別の受診目安
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RSウイルス感染症:咳やゼーゼー、呼吸が苦しそう、水分が取れない場合は早めに受診。
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感染性胃腸炎:嘔吐・下痢が続き、水分が取れない・尿が減っているときは要注意。
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咽頭炎や高熱:3日以上続く発熱、ぐったり感がある場合は医療機関へ。
感染が広がる理由(季節要因)
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夏休み明けの集団生活:園や学校での再開により、子ども同士の接触が増加。
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高温多湿の環境:胃腸炎ウイルスは湿度の高い環境で感染力を維持しやすい。
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体力低下:夏の暑さで免疫力が落ちやすく、感染症にかかりやすい時期です。
ご家庭でできる予防と対応
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手洗い・うがいの徹底
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こまめな水分補給で脱水を防ぐ
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タオルや食器の共用を避ける
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症状が長引く、悪化する場合は早めに受診
まとめ
2025年第33週は、RSウイルス感染症、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が目立ちました。夏休み明けで感染が拡大しやすい時期です。小さな体調変化を見逃さず、必要に応じて小児科を受診してください。
当院でも感染症の診療やご相談を受け付けていますので、不安な点があればお気軽にご相談ください。
(出典:東京都感染症情報センター「東京都感染症週報 2025年第33週」)