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こんにちは!せいせきこどもクリニックです😊
2025年5月19日~25日(第21週)の東京都の感染症発生動向を分かりやすくまとめました。
今週もお子さんのいるご家庭や地域の皆さまに役立つよう、最新のデータから流行傾向・予防のポイントをお届けします!
今週の東京都 感染症の主な流行状況
感染症ごとの報告数(小児科定点)
感染症 | 報告数 | 前週比 |
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感染性胃腸炎 | 2,027 | +44 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 995 | -170 |
RSウイルス感染症 | 264 | -42 |
水痘(みずぼうそう) | 198 | -38 |
手足口病 | 297 | +63 |
伝染性紅斑(りんご病) | 297 | +63 |
ヘルパンギーナ | 95 | +7 |
突発性発しん | 40 | -7 |
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感染性胃腸炎が引き続き高い水準です。手洗い・消毒の徹底を意識しましょう。
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手足口病と**伝染性紅斑(りんご病)**は今週も増加傾向。特に手足口病は、保育園や幼稚園を中心に急増しています。
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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎やRSウイルス感染症は前週からやや減少しましたが、依然多くの報告があります。
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**水痘(みずぼうそう)**は全体としては減少傾向ですが、局所的に注意が必要です。
地域別の流行傾向
特に報告数が多い地域や目立った地域としては
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町田市・八王子市で手足口病と感染性胃腸炎が多発
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江東区・台東区でも感染性胃腸炎やA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告が多くみられます
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りんご病(伝染性紅斑)は町田市・多摩小平・練馬区で増加中
年齢別の感染症動向
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1〜4歳の幼児、5〜9歳の児童で感染症報告が多く、特に感染性胃腸炎や手足口病はこの世代で目立ちます。
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伝染性紅斑は5〜9歳、10〜14歳にも多いのが特徴です。
今週のトピック・注意点
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手足口病が急増し始めており、集団生活施設での流行が目立ちます。
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**伝染性紅斑(りんご病)**も増加中。頬の赤みや手足の発疹が特徴です。流行中は妊婦さんの感染に特に注意が必要です。
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感染性胃腸炎は引き続き高水準。嘔吐・下痢の症状があれば脱水に注意し、しっかり水分補給を。
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RSウイルス感染症は0歳児にも報告が多く、乳児の呼吸症状には十分注意を払いましょう。
感染症予防のポイント
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外出後・食事前の手洗いを徹底しましょう🧼
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体調不良時は無理せず休養し、症状が強い場合は早めの医療機関受診を
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保育園や学校で流行している感染症はこまめに情報をチェックしましょう
まとめ|東京都は引き続き胃腸炎・手足口病・りんご病が多い状況
今週の東京都は、**感染性胃腸炎・手足口病・伝染性紅斑(りんご病)**が引き続き多い状況です。お子さんだけでなく、ご家庭全体で体調管理と感染症対策を心がけましょう😊
詳しい流行状況は【東京都感染症情報センター】の公式HPでもご確認いただけます。
最新情報をチェックして、安心・安全に過ごしましょう!
※本記事は「東京都感染症週報(2025年5月29日発行)」のデータをもとに作成しています
東京都感染症情報センター