【2025年7月第30週】東京都の最新感染症情報まとめ「新型コロナや夏かぜが増加中―小児で感染症が目立つ週」|せいせきこどもクリニック|多摩市一宮の小児科・小児アレルギー科

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【2025年7月第30週】東京都の最新感染症情報まとめ「新型コロナや夏かぜが増加中―小児で感染症が目立つ週」

【2025年7月第30週】東京都の最新感染症情報まとめ「新型コロナや夏かぜが増加中―小児で感染症が目立つ週」|せいせきこどもクリニック|多摩市一宮の小児科・小児アレルギー科

こんにちは!
せいせきこどもクリニックのブログでは、毎週、東京都の最新感染症情報をわかりやすくお伝えしています。夏休みも後半、家庭内感染や集団生活での流行にご注意ください。


今週の注目ポイント

1. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が増加傾向

定点あたり3.44件と前週から大幅増加。特に全世代で報告がみられています。
夏休みで人の移動やイベントが増える時期なので、今後さらなる流行拡大が懸念されます。

2. ヘルパンギーナが急増

定点あたり3.44件、報告数1,442件と高い水準。主に5歳以下の子どもが多く、突然の高熱やのどの痛みに注意。脱水予防のため水分摂取を意識しましょう。

3. 感染性胃腸炎はやや減少も高水準

定点あたり4.88件、報告数1,287件と引き続き流行しています。乳幼児の手洗いや食事・おむつ後の衛生管理を徹底しましょう。

4. RSウイルス感染症・咽頭結膜熱も増加

  • RSウイルス感染症:定点あたり0.52件(前週比+0.18件)

  • 咽頭結膜熱:定点あたり0.34件
    どちらも乳幼児を中心に報告が増えています。呼吸症状やぐったりした様子があれば、早めの受診を。

5. 手足口病・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も目立つ

  • 手足口病:定点あたり0.61件

  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎:定点あたり1.72件
    集団生活をしている子どもで流行が目立ちます。


年齢・地域別の特徴

  • ヘルパンギーナ、感染性胃腸炎、RSウイルス感染症は0〜4歳で多発

  • 八王子市・町田市・多摩地域で感染性胃腸炎やヘルパンギーナが特に多い

  • 手足口病や溶連菌は幼児〜小学生でも目立つ


全国・過去との比較

  • 感染性胃腸炎・ヘルパンギーナ・新型コロナはいずれも全国平均や過去5年平均より高い水準

  • RSウイルス感染症も例年より多めの推移


ご家庭で気をつけたいこと・受診の目安

  • 基本の手洗い・うがい・アルコール消毒の継続

  • 家族や兄弟姉妹間での感染に注意

  • 乳幼児は脱水や高熱でぐったりすることが多いので、飲水量やおしっこ回数を観察

  • 「いつもと違う」「呼吸が苦しそう」「食欲がない」場合は早めに受診しましょう


まとめ

この週は新型コロナやヘルパンギーナなど、複数の感染症が拡大傾向にあります。
当院では流行状況にあわせた受診や自宅ケアのアドバイスも行っています。
心配な症状やご質問があれば、いつでもご相談ください!


(データ出典:東京都感染症情報センター「東京都感染症週報 2025年第30週」)


来週も最新情報をお届けしますので、ぜひご覧ください!

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