
目次
今週の注目感染症まとめ(東京都)
🔹 インフルエンザ
報告数:3,032件(定点当たり 7.25)
前週から増加が続いており、過去5年平均と比べても高い水準です。
年齢別では10〜14歳を中心とした学童期での報告が目立ち、学校内での流行が示唆されます。病原体検出では**A型(AH3亜型)**が主流で、一部でB型も確認されています。
🔹 感染性胃腸炎
報告数:2,578件(定点当たり 9.80)
今週さらに増加し、冬季の流行期に入った印象です。
保育園・幼稚園・家庭内での二次感染が起こりやすく、ノロウイルスやサポウイルスなどの検出も報告されています。
🔹 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)
報告数:440件(定点当たり 1.67)
大きな急増はありませんが、学童期を中心に一定数の発症が続いています。発熱とのどの痛みが主症状です。
🔹 RSウイルス感染症
報告数:67件(定点当たり 0.25)
秋のピークは過ぎ、全体としては落ち着いてきていますが、乳児では重症化に注意が必要です。
年齢別にみた特徴
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インフルエンザ:10〜14歳が最多
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感染性胃腸炎:1〜4歳が中心
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RSウイルス感染症:0歳児に多い
年齢によって流行する感染症が異なるため、兄弟姉妹がいるご家庭では同時期の体調変化に注意が必要です。
症状別の受診目安
以下のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
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38℃以上の発熱が続く、全身のだるさが強い
→ インフルエンザの可能性 -
嘔吐・下痢が続き、水分がとれない/尿量が少ない
→ 感染性胃腸炎による脱水のリスク -
のどの痛み+発熱、発疹を伴うことがある
→ 溶連菌感染症の可能性 -
咳が強く、呼吸が苦しそう(特に乳児)
→ RSウイルス感染症などを疑います
感染が広がりやすい理由(季節要因)
冬は感染症が広がりやすい条件がそろいます。
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気温低下による免疫力の低下
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暖房使用による室内の乾燥
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学校・園生活での集団接触の増加
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換気不足によるウイルス滞留
これらが重なることで、短期間に流行が拡大しやすくなります。
ご家庭でできる予防のポイント
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こまめな手洗い・うがい
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室内の換気と加湿(湿度40〜60%)
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嘔吐物処理は手袋+塩素系消毒
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発熱時は無理をせず、早めに休養
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インフルエンザワクチン接種による重症化予防
まとめ|今週のポイント
2026年第3週の東京都では、
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インフルエンザと感染性胃腸炎がともに増加
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学童期・乳幼児それぞれで流行疾患が異なる
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冬本番に向け、家庭内感染対策がより重要
発熱、嘔吐、強い咳などが続く場合は、早めに医療機関へご相談ください。
出典
東京都感染症情報センター
「東京都感染症週報 2026年第3週(1月12日〜1月18日)」



