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今週の感染症動向まとめ
東京都感染症情報センターが公表した第8週のデータによると、
インフルエンザは前週より減少したものの、依然として流行が続いています。
冬の終わりが近づいていますが、引き続き注意が必要な状況です。
主な流行感染症
■ インフルエンザ
報告数:13,932件(定点33.41)
前週(定点38.40)より減少していますが、依然として高い水準です。
年齢別では10〜14歳が最多(3,288件)で、学齢期での流行が続いています。
病原体検出状況では、
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AH3亜型
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B型Victoria系統
の検出が報告されています。
■ 感染性胃腸炎
報告数:2,880件(定点10.99)
前週よりやや減少していますが、依然として多い状況です。
1〜4歳児での発症が目立ちます。
嘔吐・下痢による脱水には引き続き注意が必要です。
■ A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)
報告数:427件(定点1.63)
冬季に多い感染症で、学童期を中心に報告が続いています。
■ RSウイルス感染症
報告数:90件(定点0.34)
大きな流行はみられませんが、乳児では重症化することがあります。
■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
報告数:686件(定点1.65)
前週より微増していますが、大きな流行状況ではありません。
年齢別の特徴(8週)
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インフルエンザ:10〜14歳が最多
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感染性胃腸炎:1〜4歳中心
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RSウイルス:乳児に多い
学校・保育園を中心に広がりやすい傾向が続いています。
症状別の受診目安
高熱・全身倦怠感
→ インフルエンザの可能性
38℃以上の発熱が続く、ぐったりしている場合は受診を。
嘔吐・下痢
→ 感染性胃腸炎の可能性
水分が取れない、尿が少ない場合は早めに相談を。
のどの痛み・発疹
→ 溶連菌感染症の可能性
抗菌薬治療が必要になることがあります。
咳が長引く
→ 百日咳やマイコプラズマなどの可能性
夜間悪化する咳には注意が必要です。
感染が広がる理由(季節要因)
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乾燥した空気によりウイルスが長時間浮遊
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室内活動が増え接触機会が多い
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学校生活による集団感染
特に2月は気温差も大きく、体調を崩しやすい時期です。
ご家庭でできる予防対策
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手洗い・アルコール消毒の徹底
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室内湿度40〜60%を目安に加湿
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十分な睡眠と栄養
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発熱時は無理せず休養
インフルエンザワクチン接種済みでも感染することはありますが、重症化予防に有効です。
まとめ
2026年第8週の東京都では
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インフルエンザは減少傾向も流行継続
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感染性胃腸炎が依然多い
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学齢期を中心に呼吸器感染症が広がっている
春に向けて感染症は徐々に落ち着く傾向がありますが、
まだ油断はできません。
発熱・嘔吐・咳などの症状が続く場合は、早めに医療機関へご相談ください。
出典
東京都感染症情報センター
東京都感染症週報 2026年第8週(2月16日〜2月22日)



