
目次
今週の感染症動向まとめ
東京都感染症情報センターが公表した第9週の感染症週報によると、
インフルエンザは前週より減少しましたが、依然として一定数の感染が報告されています。
一方で、感染性胃腸炎や溶連菌感染症など小児に多い感染症は引き続き報告されており、季節の変わり目に注意が必要です。
主な流行感染症
■ インフルエンザ
報告数:8,016件(定点19.18)
前週(定点33.41)から大きく減少しましたが、流行はまだ続いています。
年齢別では10〜14歳の報告が最も多く、学校を中心に感染が広がりやすい状況です。
■ 感染性胃腸炎
報告数:2,019件(定点7.68)
前週より減少していますが、依然として小児を中心に流行が続いています。
原因としては
-
ノロウイルス
-
アストロウイルス
などが検出されています。
嘔吐・下痢による脱水には引き続き注意が必要です。
■ A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)
報告数:311件(定点1.18)
前週より減少しましたが、学童期の子どもを中心に発症がみられます。
のどの痛みや発熱、発疹などの症状が特徴です。
■ RSウイルス感染症
報告数:51件(定点0.19)
大きな流行はみられませんが、乳児では重症化することがあるため注意が必要です。
■ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
報告数:373件(定点0.89)
前週より減少しており、大きな流行状況ではありません。
年齢別の特徴
東京都の報告では、以下の年齢層で感染が目立っています。
-
インフルエンザ:10〜14歳
-
感染性胃腸炎:1〜4歳
-
RSウイルス:乳児
保育園・学校など集団生活の場で感染が広がりやすい状況が続いています。
症状別の受診目安
高熱・全身のだるさ
→ インフルエンザの可能性
38℃以上の発熱が続く場合は受診を検討してください。
嘔吐・下痢
→ 感染性胃腸炎の可能性
水分がとれない場合は脱水の危険があります。
のどの痛み・発疹
→ 溶連菌感染症の可能性
抗菌薬治療が必要になることがあります。
咳が長引く
→ 百日咳やマイコプラズマ感染症の可能性
夜間の咳が強い場合は注意が必要です。
感染が広がる理由(季節要因)
2月〜3月は次のような要因で感染症が広がりやすくなります。
-
気温差による体調不良
-
空気の乾燥
-
学校や保育園での集団生活
春に向かう時期でも、冬の感染症が残ることがあります。
ご家庭でできる予防対策
-
手洗い・手指消毒の徹底
-
室内の適度な加湿
-
十分な睡眠と栄養
-
発熱や体調不良時は無理をしない
基本的な感染対策を続けることが大切です。
まとめ
2026年第9週の東京都では
-
インフルエンザは減少傾向
-
感染性胃腸炎は依然多い
-
溶連菌など小児感染症が継続
春に近づくにつれて感染症は徐々に落ち着く傾向がありますが、まだ注意が必要です。
発熱・嘔吐・咳などの症状が続く場合は、医療機関へご相談ください。
出典
東京都感染症情報センター
東京都感染症週報 2026年第9週(2月23日〜3月1日)



