妊婦はコーヒーを飲んでいい?【国の回答】カフェイン摂取の目安と胎児への影響、授乳中の注意点も解説|せいせきこどもクリニック|多摩市一宮の小児科・小児アレルギー科

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妊婦はコーヒーを飲んでいい?【国の回答】カフェイン摂取の目安と胎児への影響、授乳中の注意点も解説

妊婦はコーヒーを飲んでいい?【国の回答】カフェイン摂取の目安と胎児への影響、授乳中の注意点も解説|せいせきこどもクリニック|多摩市一宮の小児科・小児アレルギー科

妊娠おめでとうございます!🤰✨

新しい命を育む毎日は、幸せでいっぱいな一方、食事や飲み物に気を使う場面も増えますよね。

特に、コーヒー好きのママにとっては、

「大好きなコーヒー、我慢しなきゃダメ…?😥」

「1杯くらいなら平気かな…?」

と、カフェインのことが気になる方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、完全に断つ必要はありません!

でも、量には注意が必要です。

この記事では、厚生労働省などの国の機関が示す情報をもとに、

  • 妊娠中・授乳中のカフェイン摂取、本当のところ
  • 1日に飲んでOKな量ってどれくらい?
  • カフェインが赤ちゃんに与える影響
  • ママの強い味方!デカフェやノンカフェイン飲料の楽しみ方

などを、どこよりも分かりやすく解説します。

正しい知識で、不安を安心に変えて、穏やかなマタニティライフを送りましょうね💕

【結論】妊娠中にカフェインは摂っていいの?国の見解は?

まず、一番気になるこの疑問。

厚生労働省のウェブサイトでも、海外の専門機関の研究を基に、妊婦さんのカフェイン摂取について触れられています。

それによると、**「1日の摂取量を守れば、過度に心配する必要はない」**とされています。

では、その「1日の摂取量」とはどれくらいなのでしょうか?

世界保健機関(WHO)や欧州食品安全機関(EFSA)が示している目安は…

ズバリ、1日200mgまで!

これは、マグカップのコーヒーなら1〜2杯程度に相当します☕。

「ゼロにしなきゃ!」とストレスを溜めるより、上限を知って上手に付き合うのがポイントです。

なぜ量を守る必要が?カフェインが赤ちゃんに与える影響とは😥

「どうして妊婦さんはカフェインの量を気にしないといけないの?」

その理由は、カフェインがママの体から胎盤を通じて、お腹の赤ちゃんにも届いてしまうから。

大人のようにカフェインをうまく分解できない赤ちゃんにとって、カフェインは負担になることがあります。

厚生労働省のサイトでも、ママが高濃度のカフェインを摂取し続けると、

「出生児が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性がある」

と指摘されています。

赤ちゃんの大切な成長を守るためにも、1日200mgという目安を意識することが大切なんですね。

コーヒーだけじゃない!意外と多いカフェイン含有飲料リスト🥤

カフェインはコーヒーだけに含まれているわけではありません。

知らず知らずのうちに摂りすぎていた…なんてことがないように、他の飲み物もチェックしておきましょう!

(100mlあたりの目安)

  • 玉露: 約160mg
  • コーヒー: 約60mg
  • 紅茶: 約30mg
  • せん茶・ほうじ茶・ウーロン茶: 約20mg
  • コーラ: 約10mg
  • エナジードリンク: 32mg〜(商品による)

玉露がコーヒーよりも多いのは意外なポイントです!

また、ペットボトルの緑茶や紅茶をゴクゴク飲むのも、積み重なると結構な量になるので気をつけたいですね。

授乳中のママも要注意!🤱母乳への影響は?

「赤ちゃんが生まれたら、もう安心?」

いえいえ、授乳中のママも少しだけカフェインを意識するのがおすすめです。

ママが摂取したカフェインの一部は、母乳にも移行します。

農林水産省のサイトによると、その量はごくわずかで、赤ちゃんに悪影響が出る可能性は低いとされています。

ただし、赤ちゃんによっては、

  • なんだかイライラしているみたい
  • 落ち着きがない、寝つきが悪い といった影響が出ることがあるそうです。

もし「コーヒーを飲んだ日は、赤ちゃんがぐずりやすいかも?」と感じたら、少し量を減らしてみると良いかもしれませんね。

ママの味方!✨デカフェ・カフェインレスの上手な選び方&楽しみ方

「やっぱり心配だから、カフェインは控えたい!」

「もう上限の200mg飲んじゃったけど、まだ何か飲みたい…」

そんな時に大活躍するのが、デカフェやノンカフェインの飲み物です!

  • デカフェ: もともとカフェインが含まれる飲み物から、カフェインを90%以上取り除いたもの。(例:デカフェコーヒー、デカフェ紅茶)
  • カフェインレス: カフェインの含有量が少ないもの。
  • ノンカフェイン: もともとカフェインが全く含まれていないもの。(例:麦茶、ルイボスティー、ハーブティー、そば茶など)

最近は、驚くほど美味しいデカフェコーヒーがたくさんありますし、ルイボスティーや麦茶はミネラルも豊富で、妊娠中にピッタリ!

気分に合わせて色々なノンカフェイン飲料を試して、お気に入りの一杯を見つけるのも、この時期ならではの楽しみ方ですよ😌💕

まとめ

最後に、大切なポイントをおさらいしましょう。

  • 妊娠中のカフェインは**「1日200mg」**までが目安(コーヒー1〜2杯)。
  • 摂りすぎは、赤ちゃんの低体重などのリスクにつながる可能性が。
  • 緑茶や紅茶にもカフェインは含まれるので注意!
  • 授乳中も、赤ちゃんの様子を見ながら摂取量を調整しよう。
  • デカフェやノンカフェイン飲料を上手に活用して、リラックスタイムを楽しもう!

神経質になりすぎる必要はありませんが、正しい知識を持つことが、ママと赤ちゃんの安心につながります。

穏やかで素敵なマタニティライフ、そして楽しい育児を応援しています!


出典

この記事は、以下の国の機関が公表している情報を基に作成しました。

  • 厚生労働省
    • 「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」
    • URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html
  • 消費者庁
    • 「食品安全に関する総合情報サイト > 食品中のカフェイン」
    • URL: https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/food_safety_portal/other/contents_002/
  • 農林水産省
    • 「食品中のカフェイン」
    • URL: https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html
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