赤ちゃんの日焼け止め、いつからどう使う?小児科医が教える完全ガイド ☀️👶|せいせきこどもクリニック|多摩市一宮の小児科・小児アレルギー科

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赤ちゃんの日焼け止め、いつからどう使う?小児科医が教える完全ガイド ☀️👶

赤ちゃんの日焼け止め、いつからどう使う?小児科医が教える完全ガイド ☀️👶|せいせきこどもクリニック|多摩市一宮の小児科・小児アレルギー科

👋はじめに:赤ちゃんのお肌を紫外線から守りたい!

「赤ちゃんのデリケートなお肌、強い日差しから守ってあげたいですよね 😥」多くのママ・パパがそう願っていることと思います。太陽の光は気分の良いものですが、紫外線はお肌に影響を与えることも。特に赤ちゃんのお肌はとっても敏感なので、日焼け止めについて「いつから使えるの?」「どんなものを選べばいいの?」「塗り方は?」など、たくさんの疑問が湧いてくるのではないでしょうか。

インターネットや育児雑誌には様々な情報があふれていて、かえって混乱してしまうこともあるかもしれません。大切な我が子のことだからこそ、正しい情報を知って安心してケアしたいですよね。

この記事では、そんなママ・パパの疑問をスッキリ解決できるよう、小児科の先生のアドバイスを元に、赤ちゃんの日焼け止め対策について、優しく丁寧に解説しますね😊 この記事を読めば、自信を持って赤ちゃんの日焼け止め対策ができるようになるはずです。

☀️なぜ赤ちゃんに日焼け止め対策が必要なの?

そもそも、なぜ赤ちゃんには大人以上に紫外線対策が重要なのでしょうか。

まず、赤ちゃんのお肌は大人よりもずっと薄くてデリケートです。皮膚のバリア機能も未熟なため、紫外線によるダメージを受けやすい状態にあります 1。大人が少し日差しを浴びただけでは何ともなくても、赤ちゃんにとっては大きな負担になってしまうことがあるのです。

紫外線による影響は、すぐに現れるものと、将来的に現れるものがあります。

  • 短期的な影響: まず考えられるのは、日焼けによる赤みやヒリヒリとした痛みです。赤ちゃんは言葉で痛みを伝えられないため、ぐずったり機嫌が悪くなったりすることでサインを送ることがあります。
  • 長期的な影響: より心配なのは、長期的な影響です。幼い頃に無防備に紫外線を浴び続けると、将来的にシミやシワといった肌の老化を早める原因になるだけでなく、皮膚がんのリスクを高める可能性も指摘されています 1

実は、人が一生のうちに浴びる紫外線の総量のうち、かなりの部分を10歳頃までに浴びると言われています 1。この数字を知ると、子どもの頃からの紫外線対策がいかに大切か、お分かりいただけるのではないでしょうか。これは、一度浴びてしまった紫外線の影響がすぐに消えるわけではなく、時間をかけて蓄積されていくことを意味します。だからこそ、早い段階から紫外線対策を習慣づけることが、将来のお肌の健康を守るための重要な投資となるのです。

もちろん、紫外線に対する感受性には個人差があり、例えば白色人種と日本人とでは異なるとも言われています 1。日本のデータに基づいて考える必要はありますが、それでも紫外線がお肌にダメージを与えることに変わりはありません。そのため、日本人の赤ちゃんにとっても、適切な紫外線対策は必要不可欠なのです。

👶日焼け止めデビューはいつから?月齢別の考え方

では、具体的にいつから日焼け止めを使い始めるのが良いのでしょうか。赤ちゃんの月齢によって、推奨される考え方が異なります。

生後6ヶ月未満の赤ちゃん 🍼

専門家は、生後6ヶ月未満の赤ちゃんには、できるだけ日焼け止めを使用しないことを推奨しています 1

その理由はいくつかあります。

  • お肌の未熟さ: この時期の赤ちゃんの皮膚は非常に薄く、外部からの物質を吸収しやすい状態です。日焼け止めに含まれる成分も、大人より吸収されやすいと考えられています 1
  • 代謝機能の未熟さ: たとえ少量でも、吸収された日焼け止め成分を分解し、体外へ排出する赤ちゃんの体の機能はまだ十分に発達していません 1
  • 肌トラブルのリスク: デリケートなお肌に日焼け止めを塗ることで、かぶれや湿疹、アレルギー反応などを引き起こす可能性も心配されます 1。実際に、乳児湿疹が悪化するケースも報告されています 1

これらの理由から、ただ「日焼け止めを使わない方が良い」というルールがあるのではなく、赤ちゃんの体の仕組みを考えると、この時期の使用は慎重になるべきだということが理解できます。

では、どうすれば良いのでしょうか?この時期は、日焼け止めに頼るのではなく、衣類や帽子、日よけなどで物理的に紫外線を避けることが最も大切です。具体的な方法は、次のセクションで詳しくご紹介しますね。

生後6ヶ月以上の赤ちゃん 🧸

生後6ヶ月を過ぎたら、他の紫外線対策と合わせて、日焼け止めの使用を検討し始めても良いでしょう。ただし、この月齢になっても、引き続き物理的な紫外線対策が基本であることには変わりありません。日焼け止めはあくまで補助的な役割と考えるのが良いでしょう。

一部、海外の機関(例えばオーストラリア対がん協会)では、やむを得ない場合に乳児の皮膚に部分的に日焼け止めを使用しても長期的な悪影響を示す根拠はない、という見解もあります 1。しかし、日本の専門家の多くは、赤ちゃんの肌への負担を考慮し、特に6ヶ月未満の赤ちゃんには安易に日焼け止めを使用せず、まずは物理的な対策を優先することを強く勧めています 1。もし海外の情報に触れる機会があっても、まずはかかりつけの小児科医など、日本の専門家のアドバイスを参考にすることをおすすめします。

⛱️日焼け止めよりまずコレ!赤ちゃんを守る基本の紫外線対策

日焼け止めを塗る前に、そして特に生後6ヶ月未満の赤ちゃんにとっては、これからご紹介する方法が紫外線対策の基本であり、最も効果的です。もちろん、6ヶ月以上の赤ちゃんにとっても、これらの対策は日焼け止めと合わせて行うべき重要なポイントです。

  • 外出時間の調整 ⏰

    紫外線の最も強い時間帯は、一般的に午前10時から午後2時頃と言われています(資料によっては午後1時頃までとも 1)。この時間帯の長時間の外出は、できるだけ避けるようにしましょう 1。お散歩などは、日差しが比較的穏やかな朝や夕方を選ぶのがおすすめです。

  • 衣類での保護 👕👒

    赤ちゃんには、薄手で通気性の良い、長袖・長ズボンの着用を心がけましょう。肌の露出をできるだけ抑えることが大切です 1。また、顔や首、耳を紫外線から守るために、つばの広い帽子(麦わら帽子など)は必須アイテムです 1。

  • 日陰の活用と道具 ☂️

    ベビーカーでお出かけの際は、必ず幌(ほろ)や日よけカバーを使いましょう 1。抱っこ紐でお出かけの際や、大人が付き添う場合は、日傘を使うのも効果的です 1。また、公園などでは木陰を選んで休憩するなど、積極的に日陰を利用しましょう。これらの物理的なバリアは、単に衣類を着せるだけでなく、外出のタイミングや場所選び、道具の活用といった多角的なアプローチで赤ちゃんを紫外線から守るための「ツールキット」と考えると良いでしょう。

  • 環境への配慮 🏞️

    曇りの日でも、紫外線は意外と多く降り注いでいます。「今日は曇っているから大丈夫」と油断しないようにしましょう 1。さらに注意が必要なのは、紫外線の反射です。水辺や砂浜はもちろん、コンクリートやアスファルト、冬場の雪なども紫外線を強く反射し、日陰にいても照り返しで紫外線を浴びてしまうことがあります 1。例えば、ビーチパラソルの下にいても、砂浜からの反射でかなりの量の紫外線を浴びることがあるのです。こうした環境では、特に念入りな対策が必要です。

これらの物理的な対策を組み合わせることで、日焼け止めに頼らなくても、かなりの紫外線をカットすることができます。

🧴赤ちゃん用日焼け止めの選び方:3つのポイント

生後6ヶ月を過ぎ、いよいよ日焼け止めを使ってみようと考えたとき、次に大切なのが「どんな日焼け止めを選ぶか」です。赤ちゃんのデリケートなお肌に直接塗るものだからこそ、慎重に選びたいですよね。お肌にやさしいものを選ぶための3つのポイントをご紹介します。

ポイント1:成分をチェック!「紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)」を選ぼう 🌿

日焼け止めに含まれる紫外線防止成分には、大きく分けて2つのタイプがあります。

  • 紫外線吸収剤(しがいせんきゅうしゅうざい):

    メトキシケイヒ酸オクチルやPABA(パラアミノ安息香酸)といった化学的な成分で、紫外線を吸収し、熱などの別のエネルギーに変えることで肌への到達を防ぎます 1。塗ったときに白くなりにくく、サラッとした使用感のものが多いのが特徴です 1。しかし、これらの有機化合物は、大人でもアレルギー反応を起こすことがあり、赤ちゃんの未熟な肌には刺激となる可能性があります。乳児湿疹を悪化させる懸念も指摘されています 1。

  • 紫外線散乱剤(しがいせんさんらんざい):

    酸化チタンや酸化亜鉛といったミネラル(無機物)の粉末で、肌の表面で物理的に紫外線を反射・散乱させて、肌内部への侵入を防ぎます 1。一般的に「ノンケミカル」と表示されているのは、こちらのタイプです。肌への刺激が少なく、アレルギー反応も起こしにくいとされているため、赤ちゃんにはこちらが推奨されます 1。ただし、塗ったときに少し白っぽくなったり、ややベタつきを感じたりすることがあります 1。

赤ちゃん用には、製品の表示をよく見て、「紫外線吸収剤無配合」「紫外線吸収剤フリー」あるいは「ノンケミカルサンスクリーン」と書かれた、紫外線散乱剤を主成分とするものを選びましょう 1。なぜ「ノンケミカル」が良いのか、その仕組み(物理的にブロックする)を理解すると、より安心して選べますね。

ここで、2つのタイプの特徴を比較してみましょう。

特徴 (Feature) 紫外線吸収剤 (UV Absorber) 紫外線散乱剤 (UV Scatterer / Non-Chemical)
代表的な成分 (Examples) メトキシケイヒ酸オクチルなど (Octyl methoxycinnamate, etc.) 酸化亜鉛、酸化チタン (Zinc oxide, Titanium dioxide)
仕組み (Mechanism) 紫外線を吸収し熱などに変換 (Absorbs UV, converts to heat) 紫外線を物理的に散乱・反射 (Physically scatters/reflects UV)
肌への刺激 (Skin Irritation) アレルギーの可能性あり (Can cause allergies) 比較的少ない (Relatively low)
赤ちゃんへの推奨 (For Babies) △ (避けた方が良い – Better to avoid) ◎ (おすすめ – Recommended)
使用感 (Texture) 白くなりにくい、さらっと (Less likely to be white, smooth) 白くなりやすい、やや重め (Can be white, slightly heavier)

この表を見ると、それぞれのメリット・デメリットが分かりやすいですね。赤ちゃんには肌への優しさを最優先に考え、紫外線散乱剤タイプを選ぶのが基本です。

ポイント2:SPF値は?PA値は?日常使いならこれでOK 👍

日焼け止めによく表示されている「SPF」と「PA」。これは紫外線防止効果の高さを示す指標です。

  • SPF (Sun Protection Factor): 主にUV-B(短時間で肌に赤みや炎症を起こさせ、シミやソバカスの原因になる紫外線)を防ぐ効果の目安です。数値が大きいほど効果が高いとされています。
  • PA (Protection Grade of UV-A): 主にUV-A(肌の奥深くまで到達し、シワやたるみなど肌の老化を早める原因になる紫外線)を防ぐ効果の目安です。「+」の数が多いほど効果が高くなります(例:PA+, PA++, PA+++, PA++++)。

「効果が高い方が安心!」と、ついSPF値やPA値の高いものを選びたくなりますが、日常のお散歩程度であれば、それほど高い数値は必要ありません。SPF15~20、PA+~++程度のもので十分です 1

なぜなら、SPF値が高い製品は、それだけ多くの紫外線防止成分を含んでいる可能性があり、赤ちゃんの肌への負担が大きくなることがあるからです。また、効果が高いものは石鹸で落としにくく、肌に残ってしまうとそれが刺激になることも考えられます 1。日常生活では、肌にやさしく、きちんと落とせるものを選ぶことが大切です。非常に強い日差しの中での長時間の活動など、特別な状況以外では、むやみに高SPFのものを選ぶ必要はないと覚えておきましょう。

ポイント3:低刺激でやさしいものを ✨

成分やSPF値以外にも、赤ちゃんのお肌へのやさしさを考えて選びましょう。

  • 「ベビー用」「赤ちゃん用」と表示された製品を選ぶと安心です。
  • 香料や着色料は、肌への刺激となることがあるため、「無香料」「無着色」のものを選びましょう 1
  • アレルギーテスト済み、パッチテスト済みなどの表示も参考になりますが、すべてのお子様にアレルギーが起こらないというわけではありません。

初めて使う日焼け止めは、必ずパッチテストを行いましょう。 赤ちゃんの腕の内側など、目立たない部分に少量塗り、24~48時間様子を見て、赤みやかゆみ、ブツブツなどが出ないか確認してくださいね。もし異常が見られたら、その製品の使用は避けましょう。

✍️赤ちゃんへの日焼け止めの塗り方と注意点

適切な日焼け止めを選んだら、次は塗り方です。効果的に、そして安全に使うためのポイントを押さえましょう。

  • いつ塗る?

    外出する15~30分前には塗っておくと、日焼け止め成分が肌になじみ、効果を発揮しやすくなります。

  • どこに塗る?

    衣類や帽子で隠れない、肌が露出している部分に塗ります。顔(目や口の周りは避けてください)、耳、首の後ろ、手の甲、足の甲などが主な場所です 1。特に、顔や手の甲など、最小限の面積にとどめるという意識も大切です 1。これは、日焼け止めが物理的な対策を補うものであるという考え方に基づいています。全身にむやみに塗りたくるのではなく、あくまで衣類などでカバーしきれない部分に限定して使用するのが基本です。

  • どのくらい塗る?

    少量ずつ手に取り、肌に点々と置いてから、優しくムラなく伸ばしましょう。白残りしないように、丁寧になじませます。量が少なすぎると十分な効果が得られませんが、厚塗りしすぎる必要もありません。

  • 塗り直しは?

    汗をかいたり、水に濡れたり、タオルで拭いたりすると日焼け止めは落ちてしまいます。2時間おきを目安に塗り直すのが理想です。水遊びをした後などは、よりこまめに塗り直しましょう。ウォータープルーフタイプの日焼け止めでも、過信せずに塗り直すことが大切です。

  • 特に注意したい状況は?

    前述の通り、砂浜や水辺、雪の上など、紫外線の反射が強い場所では、特に念入りな対策が必要です。また、赤ちゃんにアトピー性皮膚炎や湿疹がある場合は、日焼け止めの使用について、まずかかりつけの小児科医や皮膚科医に相談しましょう。自己判断で塗ると、症状を悪化させてしまう可能性があります 1。医師の指示があった場合でも、湿疹のない、健康な皮膚の部分に限定して使用するようにしましょう 1。

  • 落とし方は?

    1日の終わりには、ベビー用の石鹸や洗浄料を使って、日焼け止めを優しく丁寧に洗い流してあげましょう。肌に残っていると、毛穴を詰まらせたり、肌トラブルの原因になったりすることがあります 1。ゴシゴシこすらず、泡で包み込むように洗い、ぬるま湯でしっかりとすすぎます。

☀️日光浴も大切?ビタミンDとのバランス

ここまで紫外線対策の重要性をお伝えしてきましたが、「じゃあ、赤ちゃんは全く日光に当てない方がいいの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。実は、日光を浴びることには、大切な役割もあるのです。

私たちの体は、日光(紫外線)を浴びることで、骨の健康に不可欠な「ビタミンD」を生成します。ビタミンDが不足すると、骨が弱くなる「くる病」という病気になるリスクも指摘されています 1

「紫外線は避けたいけど、ビタミンDも必要…どうすればいいの?😥」と悩んでしまいますよね。

大切なのは、**「日光浴」というよりも「適度な外気浴」**という考え方です 1。わざわざ強い日差しの中で長時間過ごす必要はありません。日差しの比較的弱い朝や夕方の涼しい時間帯に、お散歩をしたり、外の空気に触れさせたりする程度で、多くの場合、必要なビタミンD生成は促されると考えられています 1。この「外気浴」という言葉は、日本の育児ではよく使われる言葉で、赤ちゃんを外気に触れさせることで心身の発達を促すという考え方に基づいています。強い日差しを浴びさせるのではなく、あくまで穏やかな環境で外の空気に触れる、というニュアンスです。

また、ビタミンDの必要量や日光浴に関するデータは、国や地域、人種によっても異なります。欧米のデータをそのまま日本人に当てはめることはできません 1。日本でもビタミンD不足に関する研究が少しずつ増えてきていますが 1、過度に心配しすぎる必要はありません。

もし、赤ちゃんのビタミンDについて特に心配なことがある場合は、自己判断せずに、かかりつけの小児科医に相談してみましょう。赤ちゃんの食事内容や生活習慣などを考慮して、適切なアドバイスをしてくれるはずです。

📝まとめ:今日からできる!赤ちゃん紫外線対策のポイント

たくさんの情報をお伝えしましたが、大切なポイントをしっかり押さえれば大丈夫です!赤ちゃんのすこやかな成長のために、今日からできることから始めてみましょうね。

  • 👶 6ヶ月未満の赤ちゃん: 日焼け止めは原則NG!衣類・帽子・日陰で徹底ガード!
  • 6ヶ月以上の赤ちゃん: 物理的な紫外線対策を基本に、補助として日焼け止めを検討OK!
  • 🧴 日焼け止めの選び方: 「紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)」で、SPF15~20程度、PA+~++、無香料・無着色のものを!パッチテストも忘れずに。
  • ⛱️ 基本の紫外線対策: 紫外線の強い時間帯の外出を避け、長袖・長ズボン・つば広帽子を着用し、日陰を積極的に活用!
  • 💧 日焼け止めの塗り方・落とし方: 外出前にムラなく塗り、2時間ごとを目安に塗り直し。1日の終わりには優しくしっかり洗い流す!
  • ☀️ ビタミンDとのバランス: 日差しの弱い時間帯に「適度な外気浴」を。心配な場合は医師に相談。

ママ・パパが正しい知識を持ってケアすることが、赤ちゃんの未来の健康につながります。応援しています!😊

❓よくある質問

最後に、赤ちゃんの日焼け止めに関するよくある質問にお答えします。

Q1: 赤ちゃんに大人用の日焼け止めを使ってもいいですか?

A1: 大人用の日焼け止めは、赤ちゃんには刺激が強い成分が含まれていたり、SPF値が高すぎたりすることがあります。また、紫外線吸収剤が使われていることも多いです。赤ちゃんには、必ずベビー用か、敏感肌用の「紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)」と表示された、肌にやさしい処方のものを選んであげてくださいね。

Q2: 少し日焼けしてしまったら、どうすればいいですか?

A2: まずは、冷たい水で濡らして固く絞ったタオルなどで、日焼けした部分を優しく冷やしてあげましょう。赤みや水ぶくれがひどい場合や、赤ちゃんがぐったりしている、熱があるなど、普段と様子が違う場合は、医療機関を受診してください。日焼けしてしまったお肌は乾燥しやすいため、いつも以上に保湿をしっかりしてあげることも大切です。

Q3: 日焼け止めは、虫除けと一緒に使っても大丈夫?

A3: 製品によっては併用できるものもありますが、注意が必要です。一般的には、まず日焼け止めを塗り、それが乾いてから虫除けを重ねるのが良いとされています。ただし、必ずそれぞれの製品の指示に従ってください。特に生後6ヶ月未満の赤ちゃんへの虫除けの使用は、日焼け止めと同様に慎重に判断し、必要であれば医師に相談しましょう。ディートなどの成分濃度にも注意が必要です。

  1. 山田恭聖. 外出の時などに日焼け止めを塗ってもかまいませんか?. 周産期医学. 2009;39(増刊号):607-608.  

  2. 竹下覚. 外出のときなどに日焼け止めを塗ってもかまいませんか?. 周産期医学. 2019;49(増刊号):553-554.  

 

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