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離乳食初期とは?はじめるタイミングとその目安
離乳食初期は、赤ちゃんが母乳やミルク以外の食事に初めて触れる大切な時期です。離乳食初期を始めるタイミングとしては、生後5~6か月ごろが推奨されています。多くのご家庭では「6か月」でスタートするケースが最も多く、4か月未満で始めることは避けるようになっています。
赤ちゃんがしっかり首を支えられるようになり、大人の食事に興味を示し始めたら、離乳食初期をスタートさせる良いサインです。これらは厚生労働省のガイドラインにも明記されています。
離乳食初期の進め方とポイント
離乳食初期では、まずは**「ゴックン期」**とも呼ばれる時期です。最初の1か月程度は「なめらかにすりつぶしたおかゆ」から始め、徐々に野菜や果物も取り入れていきます。1日1回、1さじからスタートし、赤ちゃんの反応や体調を見ながら無理なく進めることが大切です。
離乳食初期の基本的な進め方
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スタートは1日1回、1さじから
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なめらかにすりつぶしたおかゆ(10倍がゆ)が基本
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慣れてきたら、すりつぶした野菜や果物、豆腐などもチャレンジ
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アレルギーが心配な食品は、最初はひとつずつ・少量から
離乳食初期によくある悩みと対応
厚生労働省の調査によると、「離乳食初期の進め方がわからない」「作るのが大変」といった悩みを持つ保護者が多いことが分かっています。自治体の保健センターや育児相談会などでも離乳食教室が実施されており、不安な場合は専門家に相談するのもおすすめです。
また、「食べる量が少ない」「食べ物の種類が偏る」などもよくある悩みですが、離乳食初期は赤ちゃんが「食事に慣れる」ことが一番の目的。量や種類に神経質になりすぎず、赤ちゃんのペースで進めましょう。
離乳食初期に注意したいポイント
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離乳食初期は“月齢”だけでなく、赤ちゃんの発達・興味に合わせることが大切
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アレルギー症状が疑われる場合は、自己判断せず必ず小児科医に相談
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ベビーフードを使う場合は、月齢表示やアレルギー表示をよく確認
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母乳やミルクは、離乳食初期も引き続き赤ちゃんの主な栄養源となります
まとめ:離乳食初期は焦らず、赤ちゃんのペースで
「離乳食初期」は赤ちゃんにとっても家族にとっても新しい挑戦です。最新のガイドラインでは、無理に早く進めず、赤ちゃんのサインを見逃さないことが強調されています。困ったときや疑問があるときは、保健センターや小児科で相談することもできます。楽しく、安心して離乳食デビューを迎えましょう。
この記事は「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定)」のデータ・推奨をもとに執筆しています。