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離乳食完了期とは?目安時期と特徴
離乳食完了期は「パクパク期」とも呼ばれ、一般的には生後12~18か月ごろにあたります。
この時期の赤ちゃんは、だんだんと大人と同じ食事に近づき、「ごはん」や「おかず」を自分で食べる練習も本格化します。食事のリズムも1日3回が基本で、生活の中で食事の習慣をしっかり身につける時期です。
離乳食完了期の進め方|食事の量・食材・注意点
離乳食完了期の基本
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1日3回食+必要に応じて補食(おやつ)を取り入れる
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食材の固さは「歯ぐきで噛める固さ(肉だんごくらい)」が目安
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主食・主菜・副菜のバランスを意識して、家族と同じ食卓を囲む
食事の量と目安
離乳食完了期の赤ちゃんは、1食につき以下の量を目安にしましょう。
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主食(ごはんなど):90g程度
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野菜・果物:40~50g程度
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タンパク質:肉や魚15~20g、卵1/2~2/3個、豆腐50~55gなど
ただし、個人差が大きいので、あくまで目安として、赤ちゃんの食欲や体調に合わせて調整してください。
おすすめ食材と調理法
離乳食完了期は、食材の大きさや味付けを少しずつ大人の食事に近づけていきます。
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穀類:やわらかめのごはん、うどん、パン
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野菜:にんじん、だいこん、ほうれん草、かぼちゃ、キャベツなど
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たんぱく質:鶏肉、魚、卵、豆腐、大豆製品など
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果物:バナナ、りんご、みかん等
調理のポイントは、薄味を心がけることと、食材の大きさ・固さは歯ぐきでつぶせるくらいにしましょう。
離乳食完了期のよくある悩みと対策
「食べムラ」「好き嫌い」「遊び食べ」
この時期も食べムラや好き嫌い、遊び食べが続くことがありますが、これは成長の証です。無理に食べさせようとせず、家族で食事を楽しむ雰囲気づくりが大切です。
栄養バランスとアレルギー
食材のバリエーションを増やしつつ、栄養バランスを意識しましょう。新しい食材を取り入れるときは、少量から・1日1品ずつが基本です。アレルギーの心配がある場合は、小児科医に相談してください。
補食(おやつ)の活用
1日3回の食事だけではエネルギーが足りないこともあるため、午前や午後に「おにぎり」「さつまいも」「果物」など簡単な補食(おやつ)を加えるのもOKです。
離乳食完了期のポイントまとめ
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生後12~18か月ごろが目安、1日3回食+補食で進める
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家族と一緒に食事を楽しみ、生活リズムをつける
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歯ぐきでつぶせる固さを意識しつつ、徐々に大人の味や食材へ移行
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食べムラや好き嫌いも成長の一環、焦らず見守る
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不安な点は、保健センターや小児科で相談を
この記事は「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定)」のデータ・推奨をもとに執筆しています。